新潟県 五泉市にお住まいの石田様からのお手紙です。このお手紙を心に刻み、スタッフ一同励みにしています。本文通り掲載させていただきましたが、ご迷惑がかかるといけないので一部○○(伏字)とさせていただきました。
 
 6月12日と23日は、本当においしいさくらんぼを食べさせていただき有り難うございました。
 今までに山形のさくらんぼはいろいろな所で求め味わってみました。しかし、今年のようにおいしいさくらんぼに出会ったのは初めてであります。同じさくらんぼでもこんなに差があろうとは思いませんでした。
 最初に山形のさくらんぼに出会うようになったのは、長男が山形大学に入学した時からであります。もう15〜6年前くらいになるのでしょうか。確か初めて山形のさくらんぼを購入したのは○○○号線沿いの○○市○○近辺のさくらんぼでした。私自身生まれた所が農家ですから、屋敷の中に1・2本のさくらんぼの木(もっとも子供のときは桜桃と呼んでいました)がありました。今、舌に残って味といえば、ちょっと甘酸っぱい味のように思います。そんないろいろの味の旅の後での山形のさくらんぼです。とてもうまい味の様に思いました。○○でのさくらんぼが4〜5年続いたと思います。さくらんぼは、○○が本場かなと思っていました。
 その後ある年に、長男が「○○」のさくらんぼをバケツ一杯送ってくれました。俗にいう「器量」が悪かったのですが、とても私どもの口に合う味でありました。雨に当たったのでしょうか、ひびわれの物が多かったように思います。しかし、その時にこのさくらんぼの整ったものなら、もっとおいしいのではないかと、その果樹園のある所を探しに山形を訪れました。
 天童の将棋を観に行ったとき、駅前の観光案内で適当な所を紹介してもらいました。そこが5〜6年毎年訪れていた、○○の近くにある小さなさくらんぼ園でした。ここの味もよかったのですが、ワタナベさくらんぼ園の物と比べたら問題にならないものでした。
 この度は、旅の行程の都合で鶴岡から入りました。そのため寒河江でさくらんぼ狩りをすることにしました。12日にワタナベさくらんぼ園で初めて口にした時のさくらんぼの味の驚きはまた格別なものでした。3人の大人は、「これだ。」と思いました。もちろん子供たちも大喜びでした。これは、どう表現してよいか分かりません。家に帰ってからの評判も抜群でした。
 翌日、13日の夕方、宅急便の送り先の横浜と川崎から電話が入ってきました。四才の孫から「おいしかった。食べちゃったよ。」と嬉しそうな声が返ってきました。
父親(長男)が帰ってこないうちに食べられるだけ食べたようです。一つ口にしたら、止めることのできない味なので、食べ続けた気持ちがよく分かります。孫たちがにこにこしながら食べている様子が手にとるように分かります。本当に素晴らしい味だったと思います。子供は正直です。もちろん横浜の評判もグッドです。
 長男夫婦も四年間山形で大学生活をしていたのですから、さくらんぼのいろいろな味に接触しているはずであります。そのふたりが「本当においしかった。当たりがよかったね。最高の味だ。」というのもお世辞抜きに考えてもよい様に思われます。
 内孫の遠足のために新潟の○○(デパート)で買ってきた寒河江のさくらんぼの味も勝てませんでした。とくに責任番号60に勝るものはありません。
 偶然とはいえ、ワタナベさくらんぼ園のさくらんぼに出会えたのは、最大の収穫でありました。味が忘れられず、10日後の山形入りになった次第であります。
 28日のさくらんぼも、またおいしいものでありました。色つや、中まで透き通るような感じの新鮮さ、それになんともいえない甘酸っぱさ、昔の味であり、今の味であると考えます。本当の味を堪能することができました。
 益々のワタナベさくらんぼ園の発展と素晴らしいさくらんぼ作りをご期待申し上げお礼に代えさせていただきます。


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